『リズム感悪い』と感じている人へ
2019/03/13
今回はある生徒さんの悩みを事例として紹介します?あなたも、この生徒さんと同じような思い込みしていませんか??
「リズム感が悪いので、曲中にリズムキープができない。」
ある生徒さんが上記のような悩みを持っておられました。同じような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
この生徒さんは、テンポキープができない原因は「自分のリズム感が悪いから。」だと考えていました。そこで話を聞きながら検証してみましたが、原因はリズム感ではありませしでした。
原因は左手にあった。
結論から言うと主な原因は左手にありました。
色々と検証するために、まずはCの1音だけを押さえながらクッリクに合わせて弾いてもらいました。改善の余地はありますが、そこまで問題があるようには感じられませんでした。
そこで普段練習している曲を弾いてもらうと、ハシったりフレーズの頭がズレたりする箇所が出てきました。
独学でベースを練習し始めたこともあり、左手が必要以上に力んでいたり、運指法が確立されていなかったのです。
原因はリズム感ではなく、これだったのです。左手のフィンガリングがリズムがズレる理由だったのです。
上達しないのはセンスの問題ではない。
内容は違えど、ある思い込みや勘違いによって上達できないケースは多いです。
今回の場合はリズム感を鍛えようとクリック練習をしても、左手の問題が改善されなければ効果は薄いです。
このように努力する方向を間違えると、『練習しているのに上達しない』ということが起こります。
『自分はリズム感が悪いから』
『楽器のセンスがないから』
『もっと早く始めていれば』
そうではありません。原因の分析を間違えているだけです。さらに加えると、ベースの暦が浅い段階で自分で原因分するのは難しいです。
残念なことに上達しない原因の分析に失敗して、楽器の演奏を諦めてしまう方も少なくありません。これは本当に勿体無いです。
身近に相談できる人がいるのが理想的。
必ずしも音楽教室、レッスンに通わなくてもいいです!
身近に相談できる人を作ってください。
自分で考えてもわからなかったことが案外すぐ改善されますよ?✨特に楽器を始めて最初の段階では必要だと思います。
才能やセンスが原因ではありません。
動画や教則DVDでは質問ができません。この弾き方で合っているかの答え合わせができません。わからなかったら聞けばいいんです。何も恥ずかしくないし、あなたが悪いわけでもありません。
もう1度言いますが、上達しないのは才能やセンスが原因ではありません。